多くの人が信じている事実に反して、ラスベガスにおいて売春は違法です。しかしながら、ラスベガスにおいて、売春に従事している人が少ないのかと言えば、そうではないことも事実です。実際、カジノ・バーやナイトクラブで売春婦に遭遇することはそう珍しいことではありません。法執行機関もこれを認識しており、カジノなどでは多数の覆面警官が、売春教唆(客引き行為)を取り締まっています。また、売春婦を探しているような輩に近づいてきた(売春婦風の)人が実は覆面警官だったということもあります。事実、こうした覆面警官による二通りのおとり捜査に引っかかった人が、売春、または売春の客引き行為で起訴されるケースが多いのです。通常、売春は、――例えば、未成年者への売春教唆など―――加重要素がない限りは軽犯罪として扱われます。
売春宿が合法な地域がネバダ州にはいくつか存在しますが、クラーク・カウンティーにおいては違法です。ですから、あなたが客引きにあって売春宿に入ったとしても、性行為があった場合は両人とも同罪で起訴されることになります。売春行為とは、オファーする側、受ける側、どちらも同罪なのです。通常、覆面警官は、性行為と引き換えにお金を要求する口頭での了解が得られた段階で売春行為があったとみなします。実際に性行為があったか、お金の受け渡しがあったかは問題ではなく、両者の合意そのものが犯罪となるのです。
売春または客引き行為で逮捕されると、HIV検査のため、血液検査を受けなくてはなりません。そして、もし、結果が陽性で、本人がその事実を知りつつ売春行為に及んでいたとなると、その人は再び起訴され、より厳しい処罰の対象となります。
通常、売春は軽犯罪として扱われますが、未成年者への売春教唆、HIVテストで陽性が出た場合は再び売春及び売春教唆の罪で起訴されます。
売春はラスベガス及びクラーク・カウンティーにおいて違法です。覚えておいて下さい。